この記事では、「逆効果」と「裏目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「逆効果」とは?
「逆効果」はプラスになるのが望ましい事情に対して、マイナスの効果になってしまったことを意味します。
簡単に説明すると、「逆効果」は、良かれと思って行動した結果が、悪い方向に転ぶことです。
例としては、お年寄りに席を譲ろうとしたら、お年寄りから年寄り扱いをしたということで激怒されたというようなことが「逆効果」です。
「裏目」とは?
「裏目」は、自分が考えていたことと全く逆の結果になったという意味です。
なので、裏目は利点もあり、どうせ0点だろうとテストに挑んでみた結果思いのほか、自分にとっては理解できる問題ばかりでなぜか、高得点をたたき出したというのが「裏目」になります。
「裏目」は、結果が絶対にマイナスという概念はなく、自分が思い描くものがプラスであるかマイナスであるかで、その逆を行く結果になることです。
「逆効果」と「裏目」の違い
両者の違いは、プラスになると予想した物がマイナスに転じるか、自分の予想の真逆であるかです。
「逆効果」は、プラスに転じると思い込んだものがマイナスになることですが、「裏目」は、マイナスになるかプラスになるかはわからず、自分の思い描いた結果の逆になるという意味になります。
「逆効果」の例文
・『蚊取り線香をつけたが臭いが臭いだけで蚊が飛び回り逆効果だ』
「裏目」の例文
・『思いがけずにテストの結果が裏目になる』
まとめ
「逆効果」は、本来自分が望む効果の真逆を意味し、自分にとってマイナスの方向に向く効果を意味することが多いです。
なので、「逆効果」は、マイナスからプラスに転じることはまずありません。
一方で、「裏目」は、自分の考えた結果や思惑の反対になることなので、自分自身がマイナスに転じると思っていると、プラスになることなので、こちらはプラスになることもあればマイナスになることも「裏目」で表現が可能です。