文章を読んでいると本文とは別に「脚注」と「参考文献」という言葉が登場することがあります。
これらの言葉は何を意味しているのでしょうか。
今回は、「脚注」と「参考文献」の違いを解説します。
「脚注」とは?
「脚注」とは、「本文の下部に補足としてつける注意表記」を意味する言葉です。
「脚注」の使い方
文章を書くにあたり難しい言葉や分かりにくい表現が用いられることがあります。
そのような難解な部分の解説や補足として付帯されるのが「脚注」です。
「脚注」は正式には「文末脚注」といい、文字通り文章の末尾に掲載される補足的な注意書きです。
専門用語の解説や言葉足らずの部分の補足など本文の理解に必要な注意情報を本文と照らし合わせる形で文末に記載したものを「脚注」といいます。
「参考文献」とは?
「参考文献」とは、「文章を執筆するにあたって参考にした文献」を指す言葉です。
「参考文献」の使い方
文章を書くときの助けとして使ったり考えの足しにしたりなど役立てた文献を「参考文献」といいます。
他人の考えやデータを利用して文章を書くのは悪いことではありません。
人の成果をさも自分の成果であるかなのように偽装すれば盗作になりますが利用した文献を「参考文献」として明記することで人の考えやデータを正しく利用できます。
文章を読んだ人が一次資料として参考文献をチェックすることもできます。
「脚注」と「参考文献」の違い
文章の足りない部分や分かりにくい部分を細くする注意書きが「脚注」、文章を書くときに参考にした文献が「参考文献」です。
「脚注」は分かりやすくなるよう文章の執筆者が書くのに対し、「参考文献」は参考にした文献の情報をそのまま記載します。
「脚注」の例文
・『専門用語を脚注で解説する』
・『わかりやすい文章を書けば脚注は少なくて済む』
「参考文献」の例文
・『参考文献を巻末に一覧で記載する』
・『参考文献が多いからと言って質が高いとは限らない』
まとめ
「脚注」と「参考文献」はどちらも文章を補足するためのものですが内容も役割も全く違います。
書き方のルールが定められているのでメールに従って分かりやすく表記してください。