皮肉を表す言葉には「アイロニー」や「シニカル」があります。
この記事では、「アイロニー」と「シニカル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アイロニー」とは?
「アイロニー」とは英語で“irony”と書く言葉であり、こちらは皮肉や反語を表す時に使います。
「アイロニー」は相手に対して間接的に伝える方法であり、内容の反対を意図的に使うことで相手に一層深い理解を与える方法です。
「アイロニー」を理解するには隠れた意図を汲み取る必要があり、知識や教養が必要となります。
「アイロニー」は名詞であり、皮肉っぽいことや人を表す時には「アイロニカル」という形容詞が使われます。
「シニカル」とは?
「シニカル」とは英語で“cynical”と書く言葉であり、こちらは皮肉や冷笑を表す時に使います。
「シニカル」は嘲笑的な意味を含むのが特徴であり、ひねくれた人や答えや相手を小馬鹿にする時に使うのが特徴です。
「シニカル」も皮肉を使っていることから理解するためには知識や教養が必要となります。
「シニカル」はひねくれた発言や毒舌を使う人を表す時に使います。
「アイロニー」と「シニカル」の違い
この2つはどちらも皮肉を表す言葉です。
「アイロニー」は相手に対して深い理解を与える時にも使われます。
「シニカル」は冷笑的なものや相手を小馬鹿にする意味合いがあり、ネガティブな言葉としても使われます。
「アイロニー」の例文
・『その古代史には様々なアイロニーが使われており、難解である』
・『大学教授のアイロニーはとても面白く、学習の手助けになるものも多い』
「シニカル」の例文
・『王様はシニカルな表情で将軍を問い詰めている』
・『マフィアのボスはシニカルな話をしており、メンバーはとても緊張している』
まとめ
「アイロニー」や「シニカル」は皮肉を表す言葉です。
「アイロニー」は反語など理解を深める目的で使うことが可能ですが、「シニカル」は基本的にネガティブな意味として使われます。