この記事では、「エピソード」と「出来事」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エピソード」とは?
エピソードとは、特定の人物に関連する印象的な出来事のことをいいます。
映画や小説などの物語でも使われますし、日常生活でも使われている言葉です。
元々は、古代ギリシアの劇において主要なストーリーとは別に挿入された短い物語のことを指していました。
挿話と呼ぶこともあります。
また、エピソードは世間に知られていないような興味深い話という意味もあり、逸話と呼ばれたりもします。
「出来事」とは?
出来事とは、世間や身の回りに起こる様々な事柄のことをいいます。
また、ふいに起こった事件や事故を指す場合もあります。
出来事と書いて「できごと」と読みます。
出来事の「出来」には、物事が起こるとか完成するといった意味があります。
「事」は人の行いや成り行きを表しています。
人が何かをしたことも出来事ですし、自然が起こしたことも出来事になります。
「エピソード」と「出来事」の違い
出来事は世の中で実際に起こったことを表しています。
一つの出来事やある人物に関する印象的な出来事のことをエピソードと呼んでいます。
また、エピソードには小説や劇などでストーリーとは別に挿入される短い物語という意味もあります。
「エピソード」の例文
・『結婚式でスピーチをする時には具体的なエピソードを入れた方がいい』
・『部下には成功したことだけではなく失敗したエピソードも伝えた方が身近に感じてもらえる』
「出来事」の例文
・『母は認知症なので最近のことは忘れてしまうが昔の出来事は鮮明に覚えている』
・『今夜の出来事が私たち家族を引き裂く原因になった』
まとめ
出来事は世の中や身の回りで実際に起こったことで、その1つの出来事や特定の人物に関する印象的な出来事がエピソードになります。
エピソードには、劇などに挿入される短い話という意味もあります。