この記事では、「年表」と「年譜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年表(ねんぴょう)」とは?
「年表」とは、「歴史上の出来事や事件などを年代順に記載した表」を意味する言葉です。
「年表」は英語だと“chronology”や“time line”などと訳されます。
「年表」の類義語には後述する「年譜」があります。
「年表」の使い方
「年表」は名詞として使われています。
「年譜(ねんぷ)」とは?
「年譜」とは、「個人の履歴などを年代順にまとめた記録」を意味する言葉です。
「年譜」の類義語には先述した「年表」があり、英語でも「年表」と同じく“chronology”や“time line”などに訳されます。
「年譜」の使い方
「年譜」は名詞として使われています。
「年表」と「年譜」の違い
「年表」は「出来事や事件などを年代順に記載した表」のことであり、「年譜」は「個人の履歴などを年代順にまとめた記録」のことです。
近しい意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「表」という漢字には「おもて」や「上辺」、「あらわす」という意味のほか、「事柄を整理して記したもの」という意味が含まれています。
一方、「譜」は「つづく」や「代々引き継ぐ」などのほか、「系統立てて記したもの」という意味を含める漢字です。
「年表」の例文
・『江戸時代の年表を詳しくまとめた書籍を購入した』
・『この作者の作品年表について、インターネットを使って調べた』
「年譜」の例文
・『歴史の偉人たちの年譜をダイジェスト方式で紹介する動画を視聴した』
・『企業の紹介サイトにて、代表の年譜が簡潔にまとめられていた』
まとめ
「年表」は「歴史上の出来事や事件などを年代順に記載した表」を意味する言葉です。
そして、「年譜」は「個人の履歴などを年代順にまとめた記録」を意味する言葉でした。
同じような意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。