タイ料理などによく使用され、その独特の風味によって好き嫌いが極端に分かれるものが「パクチー」です。
また、スパイスとして使用されている「コリアンダー」も良く知られています。
この記事では、「コリアンダー」と「パクチー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コリアンダー」とは?
「コリアンダー」とは、英語の「coriander」のことで、セリ科コエンドロ属の植物の名前であり、日本において「コリアンダー」と呼ばれる場合には、スパイスとして使用される「実」の部分のことを言うことがほとんどです。
世界中の多くの料理に使用されていますが、特に、カレー、シチュー、ハンバーグなどには欠かせない調味料としてどこのスーパーでも購入することができます。
「パクチー」とは?
「パクチー」とは、同じ発音のタイ語をカタカナで表記したもので、日本ではタイ料理などに添えられている香りと味が独特な葉のことをこう呼びます。
他にはない独特の香りと味のため、拒否反応を示す人も多く、レストランによっては提供前に確認するところもあります。
中国や東南アジアの国の多くで料理に使用されています。
同じような葉の形で、「パクチー」と同様に独特の風味の「パセリ」も、セリ科の植物です。
「コリアンダー」と「パクチー」の違い
「コリアンダー」と「パクチー」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、見た目も味もまったく違うものとして認識されていますが、実は同じものです。
正しくは、同じ植物から作られたものです。
この植物は日本名では「コエンドロ」と呼ばれるもので、「コリアンダー」と呼ばれるのは「実」であり、「パクチー」と呼ばれるのは「葉」のことです。
中国料理に入っている「シャンツァイ」も同じものです。
まとめ
この記事では、「コリアンダー」と「パクチー」の違いに関して説明してきました。
「パクチー」が嫌いだという人には、生理的に駄目だという人が多いのですが、最近の研究ではその原因は遺伝子の構造の違いにあるという報告もされているようです。