この記事では、「スプレーマム」と「小菊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スプレーマム」とは?
スプレーマムは、spray mumとも表記可能な言葉です。
スプレー状に花を咲かせるという意味合いから、このスプレーマムという言葉が付けられたのです。
そんなスプレーマムは、枝分かれして沢山の花を付ける洋菊を表す言葉となっています。
元々は1940年代にアメリカで作られたのが、始まりとされているのです。
アメリカからヨーロッパに渡り、1974年に日本に導入されました。
日本においては、スプレー菊という呼ばれ方もしており、白やオレンジ、ピンクに黄色等、かなり多彩な色の花が存在している菊となっています。
「小菊」とは?
小菊は、こぎくと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、ちいさい等の意味を持っている小の漢字に、キク科の多年草の総称である菊の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から小菊は、観賞用として栽培されている小さい菊を示すのです。
より具体的には、頭花が径9センチ未満という菊の花であり、日本では古くから存在している和菊の1種であり、菊人形にも用いられていたりします。
「スプレーマム」と「小菊」の違い
「スプレーマム」と「小菊」の違いを、分かりやすく解説します。
スプレーマムと小菊の文字表記を比較すると、そもそもカタカナと漢字であり全然違っている事に気付けるものです。
所がどちらも菊の花を意味する言葉であるため、混同する要素がないとは言えません。
とはいえスプレーマムは、アメリカで生まれた洋菊で枝分かれして多くの花を付ける菊を表すのです。
一方の小菊は古くから日本にある和菊であり、頭花が径9センチ未満の菊を示します。
まとめ
2つの言葉に使用されている文字は全然違っていますが、どちらも菊を指し示す言葉である点が厄介です。
ただしスプレーマムは、アメリカ生まれの洋菊で、枝分かれする事で多くの花を付ける菊を表す際に使う言葉となっています。
対する小菊は、頭花が径9センチ未満で、古くから日本に存在する和菊に対して用いるべき言葉です。