この記事では、「台湾ラーメン」【たいわんらーめん】と「ベトコンラーメン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「台湾ラーメン」とは?
ニラと挽き肉に唐辛子を入れた辛味がある麺料理を「台湾ラーメン」【たいわんらーめん】といいます。
挽いた肉を入れると味に深みが出て、ニラで印象深い味に仕上げた料理です。
唐辛子が入っているぴりっとした辛味がラーメンの味を引き締め、体を温めます。
元々は台湾の麺料理であり、それを日本を発祥として国内に広まったのです。
現在では中京圏で醤油ベースのスープに豚の挽肉を炒めて、その上からもやしとニラを盛り付け、唐辛子で深みと辛味を出したラーメンとして提供しています。
「ベトコンラーメン」とは?
挽き肉が入っていないのが「ベトコンラーメン」です。
肉が入っていない分、味がさっぱりしているため日本人も食べやすい麺料理になります。
この料理の発祥の地は愛知県の一宮市にあるラーメンの味を考えて追求した新京本店でした。
この麺料理が誕生したのは昭和44年のことであり、豚骨と鶏ガラでスープを出し、丼に麺を入れた後、もやしとニラ、にんにくを盛り付けます。
ニンニク油を入れるため、さらに印象深い味に仕上がるわけです。
醤油と唐辛子を数種類調合した味も加わるため、風味豊かなラーメンに仕上がります。
「台湾ラーメン」と「ベトコンラーメン」の違い
「台湾ラーメン」と「ベトコンラーメン」の違いを、分かりやすく解説します。
ニラともやし、豚の挽き肉を入れるところは2つの麺料理では同じですが、長葱が入っているのは「ベトコンラーメン」のみです。
また、見た目的にも「台湾ラーメン」は色が濃く、味もこってりしています。
もう一方の「ベトコンラーメン」はニンニクやニラ、もやしといった野菜をふんだんに盛ったスタミナが付く料理です。
料理名の由来は醤油と唐辛子、鶏がら、豚骨を含めて食べれば体調が良い状態になるといったベストコンディションからベ、ト、コンを取って掛け合わせた言葉にラーメンを付けられました。
まとめ
どちらも麺料理ですが、使う食材や見た目、スープの味などに違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。