この記事では、「担々麺」と「麻婆麺」の違いを分かりやすく説明していきます。
「担々麺」とは?
「担々麺」とは麺の上に辛く味付けしたひき肉とネギなどの香味野菜を乗せた麺料理です。
中国の四川省で生まれた料理であり本場の四川省では混ぜそばのように汁が少ないものが源流であり主流ですが、日本では「担々麺」とだけいう場合ラーメンにひき肉を乗せたようなものを指します。
ただし一般的なイメージはあっても厳密な定義というものはなく、日本ではひき肉が豚牛鶏と一定しませんし野菜もネギだけのこともあればチンゲンサイの乗せられているなど千差万別です。
「麻婆麺」とは?
「麻婆麺」とは汁が少なめのラーメンあるいはタンメンの上に麻婆豆腐が掛けられている麺料理です。
日本の新潟県で寒い時期でも体を温められるようにと開発されたご当地グルメが広まったものになります。
麻婆豆腐に使われる唐辛子で体が温まるのもありますが、麻婆豆腐のあんにはとろみがあるので冷めにくいのもあり体を温めるにはうってつけです。
麻婆部分にとろみがついているので汁が絡みにくいストレート麺で作られることもあります。
「担々麺」と「麻婆麺」の違い
「担々麺」と「麻婆麺」の違いを、分かりやすく解説します。
麺の上に辛いひき肉と香味野菜を乗せた料理が「担々麺」で、汁が少ないラーメンの上に麻婆豆腐を掛けた料理が「麻婆麺」です。
「担々麺」には辛いひき肉を乗せてもとろみのあるあんは掛けませんが、「麻婆麺」はとろみのある麻婆豆腐をつくりそれを麺の上から掛けます。
まとめ
どちらも辛味とひき肉という共通要素こそあるものの、「担々麺」に乗せられているのは辛い味付けのひき肉でしかなく、「麻婆麺」に掛けられているのは麻婆豆腐という料理です。
「担々麺」では味が絡みやすいよう縮れた中華麺を使うことがほとんどですが、「麻婆麺」の場合麻婆あんの絡みやすさからストレート麺が使われることもあります。