「取締」と「検問」はどのような違いがあり何を基準に区別すればいいのでしょうか。
今回は、「取締」と「検問」の違いを解説します。
「取締」とは?
「取締」とは、「ルールを守るため不法や不正を監視すること」を意味する言葉です。
「取締」の使い方
法律や校則などのルールを守るため違反している人を注意したり摘発したりする管理活動を指します。
一般的には警察による違反者や犯罪者の摘発活動を指しますが、風紀委員の風紀を守るために注意したり警備員がルール違反者を探したりする活動も「取締」に含まれます。
不正が行われないよう管理し監督する行為を表す言葉であり、違反している者には罰則が与えられるなど強制力を伴う活動です。
「検問」とは?
「検問」とは、「違反や不正がないか特定の場所で止めさせて調べること」を意味する言葉です。
「検問」の使い方
安全管理や犯罪捜査のために行われる活動を指します。
施設の入り口や幹線道路など特定の場所を通ろうとする人や車両を停止させて怪しいところがないか問いただして調べる行為が「検問」です。
特定の場所で行われる大がかりな調査行為の中でも基本的には警察や軍などによる治安維持活動を指しますが、会場の入り口で持ち物を調べたり入場者の身元を確認したりなど民間によって行われる調査活動も「検問」の一種です。
「取締」と「検問」の違い
ルール遵守と不正摘発を目的にした活動が「取締」、特定の場所で行われる調査活動が「検問」という違いで区別されます。
「取締」は違反者の摘発が目的で場所が限定されていないのに対し、「検問」は場所が限定されその場所を通る人すべてを調べることが目的です。
「取締」の例文
・『交通違反の取締が行われた』
・『駐車違反の取締が厳しくなっている』
「検問」の例文
・『入場ゲートで検問が行われている』
・『検問ではトランクの中もチェックしている』
まとめ
「取締」と「検問」はどちらも安全管理や治安維持のために行われる調査を指しますが目的とやり方に違いがあります。
それぞれの詳しい内容を理解して使い分けてください。
