この記事では、「体積」と「容積」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体積(たいせき)」とは?
「体積」とは、「空間に対して物体が占める大きさ」を意味する言葉です。
立方体の「体積」は縦×横×高さで求めることができ、「体積」の単位には「?(立方センチメートル)」や「?(立方メートル)」、「立米(りゅうべい)」などがあります。
例として、縦の長さ3cm、横の長さ4cm、高さが5cmの立方体の体積は3cm×4cm×5cm=60?になります。
「容積(ようせき)」とは?
「容積」とは、「容器の容量」を意味する言葉であり、その容器にどのくらいの量が入るかを表す単位であるとも解釈できるでしょう。
「容積」の単位には「ml(ミリリットル)」や「?(リットル)」、「cc(シーシー)」などがあります。
容器の「容積」を求めるときに用いるのが「内のり」です。
容器には厚みがあり、外側と内側とでは寸法が異なります。
この「容器の内側の寸法」を表すのが「内のり」であり、厚みが1cmの場合、内のりの長さは2cmになります。
例として、厚さ1cmの板を組み合わせて作られた縦の長さ3cm、横の長さ4cm、高さが5cmの容器の縦の内のりは1cm(3cm-2cm)、横の内のりは2cm(4cm-2cm)、高さの内のりは3cm(5cm-2cm)です。
そして、この容器の「容積」は1cm(縦の内のり)×2cm(横の内のり)×3cm(高さの内のり)=6mlになります。
「体積」と「容積」の違い
「体積」と「容積」の違いを、分かりやすく解説します。
「体積」は「空間に対して物体が占める大きさ」を意味し、「容積」は「容器の容量」を意味する言葉です。
ペットボトルに例えるならば、ペットボトルの容器そのものの大きさが「体積」、ペットボトルに入れることができる容量が「容積」になります。
まとめ
「物体の大きさ」を表すのが「体積」、「容器に入れることができる容量」が「容積」ということでした。