「知事」と「市長」の違いとは?分かりやすく解釈

「知事」と「市長」の違いとは?違い

タレントで弁護士の橋下徹氏が大阪の改革のために大阪府知事になったあとに結局は大阪市長になったことで、結局どちらの方が偉いのかという話になったことは印象に残っています。

この記事では、「知事」「市長」の違いを分かりやすく説明していきます。

「知事」とは?

「知事」とは、全国47都道府県の代表、つまり首長であり、住民の直接選挙によって選ばれます。

30歳以上の日本国民であれば基本的には立候補できます。

重要なのはその土地に住んでいなくても良いという部分です。

したがって、その土地に縁もゆかりも無い人が急にやってきて「知事」になるというケースもあり得ます。

例えば小池百合子東京都知事は兵庫県の出身です。

「知事」任期は4年ですが、これはそれぞれの自治体で決めることができます。


「市長」とは?

「市長」とは、全国の都道府県の中にある「市」の最高行政責任者で、住民の直接選挙によって選ばれます。

25歳以上で、その市に3ヶ月以上住んでいることが立候補の条件で、任期は「知事」と同じ4年です。

選挙で選ばれるため、「知事」「地方議会議員」と立場は同じで上下関係は無いというのが原則です。


「知事」と「市長」の違い

「知事」「市長」の違いを、分かりやすく解説します。

簡単に言えば「都道府県の首長」が知事であり、「市の首長」が市長であることは間違いありません。

細かい部分では前述のように被選挙権を持つ年齢が知事の方が上ですし、そこにすんでいなくても立候補できるというのも大きな違いです。

これらの違いは全て「知事」になることができる人材は「市長」よりも稀有であることを前提にしています。

まとめ

この記事では「知事」「市長」の違いに関して説明してきました。

序文で記述した橋下徹氏の例を持ち出すまでも無く、特に政令指定都市の「市長」は場合によっては上位の「知事」よりも政治的な力を持っている場合もあるので、単なる集合関係や被選挙権の違いでは測れないことは事実です。

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