学校次第では両科目ともに存在しない!?
この記事では、「物理基礎」と「物理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「物理基礎」とは?
進学校の高校1年生ならば避けて通れ「物理基礎」だと言っていいでしょう。
通学する学校のカリキュラムにもよるため、実業高校や普通高校でも選択コース次第では「物理」自体がない場合存在します。
内容は読んで字の如く「物理」の基礎部分を紐解いたものになります。
「物理基礎」で特に力が置かれるのは古典力学だと言っていいでしょう。
ニュートンの万有引力の法則は有名ですが、これらのクラシックな内容を実習。
いわゆる歴史に名を残した物理学者の後を辿って追体験する事で論理思考の仕方を学んでいきます。
「物理」とは?
進学コースでは選択科目、特に各類の理系コースでは必修科目の学校も多々あるでしょう。
その反面私立文系コースや実業高校だと授業すらないかもしれません。
高校1年で学んだ「物理基礎」部分に肉付けを行うとともに大学進学後も継続できる物理探究心を育んでいきます。
具体的には力学以外の「物理」の要素に学習要素を拡げていく事になると言っていいでしょう。
担当教諭からの課題や実験を通じて物事を深く掘り下げるとともに考え方、探求の方法や思考を育てる事になります。
いずれにせよ「物理」の多側面に触れ、大学進学後の礎を作る時間だと言えるでしょう。
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「物理基礎」と「物理」の違い
「物理基礎」と「物理」の違いを、分かりやすく解説します。
「物理基礎」は「物理」の核になる部分だと言っていいでしょう。
クラシックな古典力学を多く学ぶ事になります。
「力学」「電磁気学」「原子」や「熱学」「波動力学」の導入部分を学ぶとともに主に「力学」について高1で学ぶと言っていいでしょう。
また理系コースでも「物理基礎」と「化学基礎」は高1で必修科目。
高2からは「物理1」と「化学1」の選択科目になっている事がほとんどです。
まとめ
「物理基礎」は「物理」の核となる部分、古典力学を中心に学ぶものだと言っていいでしょう。
高校の教科書も「物理基礎」と「物理」は別冊で購入する事になります。
逆に市販されている参考書は教科書を出版している社が教科書に準じたものでない限りは1冊に纏められ、高1の「物理」として扱っているものがほとんどです。
これからも「物理基礎」は「物理」の核となる部分を学ぶと言えるでしょう。