この記事では、「偏食」と「ムラ食い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「偏食」とは?
「偏食」は「へんしょく」と読みます。
意味は「食べものの好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること」です。
自分の好きなものだけ食べて、嫌いなものは絶対に食べない食生活を表します。
「偏食」の言葉の使い方
「偏食」は名詞・形容動詞として「偏食だ・である」「偏食する」などと使われます。
「偏」は「本筋や中心からそれている」「かたよる」という意味、「食」は「たべる」「たべもの」という意味、「偏食」で「バランスを乱し、ある食べものだけ集中して食べること」になります。
子どもだけではなく、大人にも使われる言葉です。
「ムラ食い」とは?
「ムラ食い」とは、「食べものをたくさん食べる日と、ほとんど食べない日の差が大きいこと」という意味です。
その日によって日中の運動量に差がある場合、エネルギーを消費した日は大量に食べて、運動しなかった日はほとんど食べないことがあります。
また、好き嫌いが激しく、好きな食べものが出た日は大量に食べて、嫌いな食べものにはほとんど手を付けないという場合もあり、上記で紹介した「偏食」に含まれることもあります。
「ムラ食い」の言葉の使い方
「ムラ食い」は名詞・形容動詞として「ムラ食いだ・である」「ムラ食いする」などと使われます。
「ムラ」は「色の濃淡、サイズの厚薄などがあってそろっていないこと」から転じて「一定していないこと」という意味、「食い」は動詞「食う」の連用形が名詞化した言葉で「〜を食べる」「〜の状態で食べる」という意味、「ムラ食い」で「たべる量が一定しないこと」になります。
こちらも子供だけではなく、大人にも使われる言葉です。
「偏食」と「ムラ食い」の違い
「偏食」は「バランスを乱し、ある食べものだけ集中して食べること」です。
「ムラ食い」は「たべる量が一定しないこと」です。
「偏食」の例文
「偏食」の例文は以下の通りです。
・『小さい頃から偏食で親が苦労する』
・『偏食の人は外食に誘えない』
「ムラ食い」の例文
「ムラ食い」の例文は以下の通りです。
・『仕事が忙しくムラ食いになる』
・『ムラ食いすると便秘になりやすい』
まとめ
今回は「偏食」と「ムラ食い」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。