仕事の働き方を示す言葉には「常駐」と「出向」があります。
この記事では、「常駐」と「出向」の違いを分かりやすく説明していきます。
「常駐」とは?
「常駐」とはいつも駐屯していることや、駐在していることを示す言葉です。
この言葉は勤務形態にも使われており、別の企業に出向いて働くことを示す時にも使います。
「常駐」はこれ以外にもコンピューターにおけるデータプログラムが一定の場所に存在することを示す意味もあります。
コンピューターに使われる「常駐ソフト」とはパソコンの起動と一緒に作動するソフトを示す言葉であり、こちらはウィルス対策ソフトなどが有名です。
「出向」とは?
「出向」とは自分が働いている会社の意向によって他の会社に出向いて働くことを示す言葉です。
「出向」の勤務形態は自分の会社と他の会社両方に在籍している形式になるのが特徴です。
「出向」における給与は2つの会社のうちどちらかのみが支払う形式になっています。
「出向」の類義語には「左遷」がありますが、こちらは地位や役職を下げることや他の部署への移動を示す言葉であり基本的にネガティブな意味で使われます。
「常駐」と「出向」の違い
「常駐」はいつもその場所で働いていることを示す言葉であり、勤務形態の一種として色々な場面で使われています。
「出向」は自分会社の意向により他社に出向いて働くことを示す言葉であり、法的な契約によって結ばれます。
「常駐」の例文
・『交番に常駐していたお巡りさんはいつも優しくて人気者でした』
・『常駐ソフトがどうも重いので、少し設定を変えました』
「出向」の例文
・『彼は本社から出向することが決まりましたが、新天地でも上手くやっていけるでしょう』
・『出向先の部署はとても技術力が高い人が多く、色々と勉強になります』
まとめ
「常駐」や「出向」は勤務形態を示す言葉であり、後者は特に法的な契約によって定められるのが特徴です。