「常時」と「いつでも」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「常時」と「いつでも」の違いとは?違い

最近の夏は、明らかに以前よりも温度が高くなっており、天気予報などでも35度を超える猛暑日が連日伝えられます。

そんな時には家にいる場合でも熱中症にかかるのを防ぐために、常時エアコンをつけることが推奨されています。

それでは、この「常時」とはどういう意味でしょうか。

また、「いつでも」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「常時」「いつでも」の違いを分かりやすく説明していきます。

「常時」とは?

「常時」とは、文字通り、「常の時」という意味で使われる言葉です。

「常」とは「常温」で使われるような「普通」「常夏の国」などに使われるように「いつも」という意味があるので、「常時」という言葉は「普通の時」あるいは「いつもの時」という意味があることになります。

「常時」という熟語で使われる場合はほとんどは後者の「いつも」というものになります。


「いつでも」とは?

「いつでも」とは、文字通り「いつでも」つまり「どのような時でも」という意味で使われる言葉です。

漢字では「何時でも」と表記されます。

一般的には「変わることがなくいつでも」というニュアンスで使われます。


「常時」と「いつでも」の違い

「常時」「いつでも」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、「いつも」の意味で使われるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「常時」はずっと変わらずという意味で、「いつでも」は何かが起きた時には変わらずという違いがあるということになります。

「常時」「いつも」は全く同じであることを前提にすると、その違いは「いつでも」「で」に関係があり、この「で」には「何かが起こった時には」というニュアンスが含まれています。

さらに、それぞれの英語表現である「all the time」「anytime」も若干ニュアンスが違うことからもわかるでしょう。

「常時」の例文

・『この名札を会議中は常時つけておいてください』
・『この扉は常時閉められています』

「いつでも」の例文

・『いつでも遠慮しないで訪ねてきてください』
・『喉が渇いたら、いつでもこの水を飲んでください』

まとめ

この記事では、「常時」「いつでも」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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