「ほぼ」と「ほとんど」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ほぼ」と「ほとんど」の違いとは?違い

この記事では、「ほぼ」「ほとんど」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ほぼ」とは?

ほぼとは何か基準がある場合に、その基準を全部満たしているわけではないけれどそれに近い状態のことをいいます。

おおよそ完全に違い状態を表しています。

漢字にすると「粗」とか「略」で表しますが、ひらがなで書くのが一般的です。

ほぼに似た言葉に「大体(だいたい)」がありますが、大体の方がおおまかに見積もる場合に使用します。

「ほぼ完成」という場合と「大体完成」という場合では、「ほぼ完成」の方が完成した状態に近いです。


「ほとんど」とは?

ほとんどとは、全体のうちほんの一部しか欠けていない状態のことをいいます。

あと少しで完成する様子も表しています。

また、全体のうちの大多数のことを表現している場合もあります。

漢字では「殆ど」と書きますが、ひらがなで書くことが多いです。


「ほぼ」と「ほとんど」の違い

ほぼは何かの基準があってそれに近い状態を表していて、ほとんどは全体に限りなく近い状態を表しています。

例えば、ほぼ100人といえば100人に近いことを指しており、ほとんど100人という言い方はしません。

具体的な数値がある場合には、ほぼを使います。

また、ほぼ全てとかほぼ全員、ほぼ全部といった場合には、ほとんどと同じ意味になります。

全てや全員、全部が全体を表しているからです。

「ほぼ」の例文

・『最寄り駅までの距離はほぼ2kmだ』
・『国語の文章問題はほぼ正解した』
・『今回のイベントには前回のほぼ半数しか参加していない』

「ほとんど」の例文

・『この問題はクラスのほとんどが間違えた』
・『作品はほとんど完成している』
・『ほとんど完治しているがまだ油断はできない』

まとめ

ほぼは何かの基準に対してそれに近い状態を表していますが、ほとんどは全体に限りなく近い状態を表しています。

ほぼ全てやほぼ全員、ほぼ全部というとほとんどと同じ意味になります。

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