日本では圧倒的に灯油=白灯油?この記事では、「灯油」と「白灯油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「灯油」とは?
文字通りともしびの為の油「ともしびあぶら」という名称通りの認識で構いません。
このくくりで言えばハワイ州の非常電源用のマカダミアナッツオイルなども該当すると言っていいでしょう。
日本での灯油は石油から分留された液体の炭化水素を意味する言葉だと言っていいでしょう。
また日本工業規格いわゆるJISの規定に基づく1号灯油と2号灯油を合わせた総称だと言っていいでしょう。
「白灯油」とは?
日本における灯油は現在ほぼ白灯油だと言っていいでしょう。
JIS規格により定義された1号灯油にあたります。
9割が国産の製油所で生産されているもの、価格の変動が激しいのは皆さんご存知だと言えるでしょう。
石油ストーブ、ファンヒーターを始めとした石油暖房器具に使われる事がほとんどです。
「白灯油」こと1号灯油は不純物が少ない事により発煙性が少なく、燃焼性や揮発性などが2号灯油よりも優れています。
しかし現在では2号灯油は国内では生産されていません。
「灯油」と「白灯油」の違い
「灯油」と「白灯油」の違いを、分かりやすく解説します。
広義的には「灯油」は灯火に使う油も指します。
このためナッツ類から作られた植物性オイルなども灯油に入ると言っていいでしょう。
もっとも現在の日本では「灯油」イコール「白灯油」の認識で構いません。
実際80代以上の方しか「2号灯油」である「茶灯油」は見た事がないと思われます。
まとめ
現在の日本では「灯油」=「白灯油」だと思ってかまいません。
もしくは「白灯油」を使用するストーブ、ファンヒーターなどの暖房器具の略称のどちらかでしょう。
「白灯油」はJIS規格で定められた不純物が少なく燃焼性の高い石油からの分留成分を指し、1号灯油と呼ばれます。
ただし「茶灯油」こと2号灯油は国内で生産、販売されていません。
実際に年輩の方でも見たことのない人が多いでしょう。