「田作り」と「煮干し」の違いとは?分かりやすく解釈

「田作り」と「煮干し」の違いとは?違い

この記事では、「田作り」「煮干し」の違いを分かりやすく説明していきます。

「田作り」とは?

カタクチイワシの幼魚を干したもの、またそれに砂糖、醤油、みりんを煮詰めた汁をからめた食べものです。

「ごまめ」ともいいます。

昔、イワシが豊漁だったころ、余ったものを田の肥やしにしていました。

このことから「田作り」という名になったといわれています。

正月のお節料理のひとつです。

肥料としてイワシが使われていたことから豊作を祝う意味があることや、健康を意味する「まめ」の字が入ることが、お節料理として食べられている理由です。

調理したものについて、簡単に作り方を説明します。

材料は、乾燥カタクチイワシ、砂糖、醤油、みりんです。

フライパンで完投したカタクチイワシを乾煎りします。

ポキッと折れるくらいに水分を飛ばしたら、バットに移して粗熱をとります。

鍋に砂糖、醤油、みりんを入れて煮詰め、乾煎りをしたカタクチイワシを加えて汁をからめます。

バットに移して冷ましたら完成です。


「煮干し」とは?

小魚を煮て干したものです。

小魚には、カタクチイワシ、ウルメイワシ、マイワシ、アジ、サバなどが使用されます。

水揚げされた小魚は、煮てから乾燥させます。

煮るという工程が入るのです。

煮る際に塩を加えることもありますが、減塩志向が高まり、塩を加えずに煮ているものもあります。

「煮干し」は、そのまま食べる、出汁をとる、副菜の材料とするなどされています。


「田作り」と「煮干し」の違い

「田作り」「煮干し」の違いを、分かりやすく解説します。

前者はカタクチイワシの幼魚を干したもの、またはそれに砂糖、醤油、みりんを煮詰めた汁をからめたものです。

後者は小魚を煮て乾燥させたものです。

カタクチイワシを干しているという点が似ていますが、前者は煮るという工程がなく、後者には煮るという工程があります。

まとめ

カタクチイワシを干したものという点が似ていますが、煮るという工程の有無に違いがあります。

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