「吸血鬼」や「狼男」と言えば、昔のホラー映画で有名ですが、日本人にとってはもっとコミカルなイメージが定着しています。
この記事では、「吸血鬼」と「狼男」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吸血鬼」とは?
「吸血鬼」とは、ヨーロッパを中心に存在する民間伝承、伝説に登場する、生きている人間の血を吸う怪物のことを指す言葉です。
別名として有名な「ドラキュラ」とは、ブラム・ストーカーの小説に登場する「吸血鬼」固有の名前であり、実際には「吸血鬼」全体を表すような名称ではありません。
別名としては「ヴァンパイア」あるいは「ノスフェラトゥ」がよく使用されます。
一般的には、死亡した人間が蘇った姿だと言われています。
「狼男」とは?
「狼男」とは、伝説に登場する怪物の名前であり、英語名の「warewolf」や別名の「人狼」に表れているように、知能の高いオオカミが人間に憑いた状態のことを言います。
一般的には、顔や体がオオカミに近い姿に変身することによって、強大な力を発揮します。
多くの国にオオカミの血筋を持つ血族という言い伝えが存在し、高潔、あるいは神に近い存在であるという見方もあります。
「吸血鬼」と「狼男」の違い
「吸血鬼」と「狼男」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、共にユニバーサルのホラー映画に登場する伝説の怪物という意味では同じですが、実態は全く違います。
「吸血鬼」の見た目は人間でありタキシードに身を包みダンディーで礼儀正しく、女性にもやさしいのが一般的ですが、「狼男」の見た目はオオカミに近く、態度も粗野で、超人的な力を発揮することもあるキャラクターです。
日本のアニメの「怪物くん」では、怪物くんの両方とも家来として登場しますが、「吸血鬼」がキザで嫌味、「狼男」は小太りの料理人として描かれています。
まとめ
この記事では、「吸血鬼」と「狼男」の違いに関して説明してきました。
このような怪物の言い伝えは世界中に広がっていて、日本においても「河童」や「龍」などの伝説は、そのイメージとともに今も人々の心の奥底に生きています。