「こども」と「お子さん」は双方とも主に「人」に対して用いられる言葉ですが、細かな意味合いに違いがあるため必要に応じて使い分けることが必要です。
この記事では、「こども」と「お子さん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こども」とは?
「こども」は小児や児童といった「年齢が低く幼い子」や「沢山の子たち」、息子や娘など「両親がもうけた子」、「動物の子」を意味する言葉です。
また、「考えが足りなかったり言動が幼かったりする人」を指す場合や、「目下の若者に親しみを込めて呼びかける」際に使用されることもあります。
平仮名で記すほかに、「子ども」や「子供」と表記される場合もあります。
「お子さん」とは?
「お子さん」は「他人の子を敬って言う言葉」で、「おこさん」と読みます。
「こども」を意味する「子」に尊敬や丁寧の意を表す「お」、親しみや敬意を示す敬称の「さん」をつけた言葉になります。
「こども」と「お子さん」の違い
「こども」と「お子さん」の違いを分かりやすく解説します。
「こども」は「年齢が低く幼い子」や「数多くの子たち」「両親がもうけた子」、「動物の子」といった意味があり、「保育園のこども」や「こどもの授業参観に行く」「ライオンのこども」のように使用します。
「思慮が足りなかったり言動が幼かったりする人」という意味も持っており、「成人しても考えることはまだこどもだ」のように使われます。
そのほか、「目下にあたる若者に対して親しみ深く呼びかける」場合に使われることもあります。
一方、「お子さん」は主に「他人のこどもを敬って言う」際に使用される言葉で、日常会話をはじめとした様々なシーンで使用されています。
「お子さん」の使い方としては、「お子さんは何歳ですか」や「Aさんのお子さんは元気ですね」などが挙げられます。
なお、「お子さん」をさらに丁寧に表現したい際は、「お子様」という言葉を使うのが一般的です。
まとめ
「こども」は「年齢が低く幼い子」や「両親がもうけた子」「動物の子」「考えや言動が幼い人」などを示す言葉で、「お子さん」は「他の人の子を敬って表す言葉」になります。
両者の意味や使用方法を学んで、シーンに合わせて使い分けましょう。
ぜひ言葉の違いを理解する参考にしてください。
