この記事では、「ボウタイ」と「蝶ネクタイ」【ちょうねくたい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ボウタイ」とは?
1本の細長い紐を首に巻きつけて、蝶結びにしたものが「ボウタイ」です。
紳士服に合わせて首元に巻く「蝶ネクタイ」を指すものです。
蝶結びを指すボウと、ネクタイを意味するタイを掛け合わせた言葉になります。
ボウには「曲がった」という意味合いがあるため、曲がっているネクタイといった意味があるわけです。
燕尾服やタキシードに合わせて首元に付けることもありますが、紳士的なお洒落を取り入れている人は普通のシャツに「ボウタイ」をして、サスペンダーする服装を楽しむ人もいます。
また、女性のブラウスにはすでに同じ生地で作られた「ボウタイ」が付いていて、胸元で蝶の形に結べるようになったお洒落な服も人気です。
「蝶ネクタイ」とは?
イギリスで登場した「蝶ネクタイ」【ちょうねくたい】は、19世紀クラバットの結び目が原型になったものです。
競馬場に出るとき、紳士は首にこのネクタイして出かけることがお洒落となり、正装の意味としても選ばれています。
黒いタキシードを着たときの首元をお洒落に彩るとき必ず「蝶ネクタイ」して出かける紳士が増えていき、結婚式にも付けて行く人が増えていったのです。
日本では燕尾服【えんびふく】に合わせて、18時以降に首元に付けてパーティーに行くときにも使われています。
「ボウタイ」と「蝶ネクタイ」の違い
「ボウタイ」と「蝶ネクタイ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも胸元で蝶の形にした布を付けるものですが、「ボウタイ」は1枚の長い布を首元で結ぶものを意味します。
細長い布が左右に縫い付けてあるため、それを胸の中心部でリボンのように結び付けるのです。
短く、細いものから腰下までの長さがある太い「ボウタイ」まで色々あり、好みの結び方して見せる人もいます。
もう一方の「蝶ネクタイ」はすでに布で蝶のような形に作られたものであり、首へかけてフックで留められる商品が支持されているといったところが違う点です。
まとめ
どちらも服に合わせるものですが、男性の服にだけでなく、レディースの服にも使われているのが「ボウタイ」であり、男性の正装に使うものが「蝶ネクタイ」であると覚えておくといいでしょう。