この記事では、「ボウリング」と「ボーリング」の違いを分かりやすく説明します。
ボウリングとは?
ボウリングとは、長いレーンの上でボールを転がし10本のピンを倒すスポーツ競技のことをいいます。
ピンは正三角形に並べられていて、倒したピンの本数によって得点が得られます。
正式にはテンピンボウリングといい、9本のピンを使うナインピンボウリング等もあります。
1ゲームは10フレームで構成されていて、1フレームにつき最大2回ボールを転がします。
1投で全てのピンを倒すことをストライクといい、2投目で残りの全てのピンを倒すことをスペアといいます。
日本では1970年頃にボウリングの一大ブームが巻き起こり、レジャーとして親しまれるようになりました。
ボーリングとは?
ボーリングとは、トンネル工事や地質調査などで地中に穴をあけることをいいます。
温泉を作るために掘削する場合もありますし、石油や天然ガスを得るために行う場合もあります。
地質を調べる場合には、ボーリング調査と呼んだりもします。
穴をあけることそのものが目的の場合もありますし、土など試料を採取する目的で行う場合もあります。
ボウリングとボーリングの違い
ボウリングとボーリングは音の響きがほぼ同じですが、意味は全く違っています。
ボウリングはボールを転がしてピンを倒すスポーツのことで、ボーリングは地中に穴をあけることです。
ボウリングは英語だと「bowling」と書きます。
ボーリングは英語だと「boring」となります。
「boring」の元の単語は「bore」で、「掘る」とか「突き通す」「穴をあける」といった意味があります。
文部科学省でもスポーツの球技のことを「ボウリング」とし、地中に穴をあける掘削のことを「ボーリング」と表現することを推奨しています。
まとめ
ボウリングはボールでピンを倒すスポーツで、ボーリングは地中に穴をあける掘削のことです。