この記事では、「断捨離(だんしゃり)」と「片付け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「断捨離」とは?
「断捨離」とは、「不必要なものなどを処分する」さまや「物品や金銭などに捉われることのない生活を送る」様子などを表す言葉です。
お金やものなどを整理したり捨て去ることで執着心から離れる、などというニュアンスで使われており、それによって身軽で快適な人生や暮らしなどを楽しむことができる、などという意味をもつ表現として使用されています。
「片付け」とは?
「片付け」とは、「乱れている場所などを整理整頓する」さまや「いらないものなどを捨てたり整えたりすることで乱れた状態をなくす」様子などを表す言葉です。
また一方では、「まとまらない事柄などに手を加えてうまく処理をする」または「仕事や作業などを終わらせる」などというニュアンスでも用いられる文言になります。
「断捨離」と「片付け」の違い
「断捨離」と「片付け」の違いを、分かりやすく解説します。
「断捨離」と「片付け」は、いずれも「いらないものを捨てたり、その場を整える」などという意味を持ちますが、「断捨離」は、ものをきれいに手放した先に「あらゆることへの執着をなくす」という主な目的があります。
一方「片付け」は片付けるという行為のみを指すので、「断捨離」ほどの深い意味はなく、その場を整えるという行為のみに焦点があてられた言葉として使用されています。
「断捨離」の例文
・『思い出の品を断捨離したら部屋も気分もスッキリしました』
・『人間関係も定期的に断捨離する必要があります』
「片付け」の例文
・『お部屋を片付けるまではおやつは出しません』
・『仕事はさっさと片付けて飲みにいきましょう』
まとめ
「断捨離」と「片付け」は、それぞれの行為自体は似通っていますが、その先にある目的は微妙に異なっています。
それぞれがもっている意味をしっかり理解して、場面や状況に応じて上手に使い分けましょう。