「上質」と「上等」の違いとは?分かりやすく解釈

「上質」と「上等」の違いとは?違い

この記事では、「上質」「上等」の違いを分かりやすく説明していきます。

「上質」とは?

「上質」とは品質が他と比べて優れていることを指します。

多少優れている程度のものでも「上質」と言えますが、多くの場合明確に違いがわかるくらい優れているものに使われる事が多い言葉です。

どういう点が優れているかは問わず、たとえば食べ物である長芋では味がいいことを指して「上質」と言うこともあれば、真っ直ぐで長いという形を見て「上質」と言われることもあります。

このように本来の用途において優れている場合にも、それ以外の要素が優れている場合にも使われる言葉が「上質」です。


「上等」とは?

「上等」とは品質や状態が比較的優れていることです。

品質について言うなら等級で分かれている内の上位にあたるという意味なので、比較される同じ系統の物よりも大きく品質が上回っていることを指します。

また物事を多少大げさに表現する言い回しとして、悪くないことや十分であることという意味でも使われるようになりました。

そのため具体的な品質について使われる場合は明確に優れていることを指す言葉ですが、慣用句的には比較的マシ程度の意味で使われる言葉で、とても良い状況や状態では逆に使われない言葉になっています。


「上質」と「上等」の違い

「上質」「上等」の違いを、分かりやすく解説します。

品質が良く優れていることが「上質」で、等級で見て上位にあたるくらい優れていることが「上等」です。

「上質」は品質が優れていることだけを指しますが、「上等」は品質が優れていること以外にも状況や状態が悪くはないことも指します。

「上質」は明確に優れている場合に使わることが多いだけで多少質がいい程度でも使われますが、品質についての「上等」は明確に優れている場合にだけ使われます。

まとめ

「上質」「上等」も基本的には品質が優れていることを指しますが、多少良い程度にも使われるか等級で明確に上な場合にだけ使われるかが品質に関しての違いと言えるでしょう。

言葉としては慣用句に使われない「上質」に対して慣用句として使われる「上等」というのも違いです。

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