「くださる」と「賜る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「くださる」と「賜る」の違いとは?違い

この記事では、「くださる」「賜る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「くださる」とは?

目上の人が目下の人に何かを与えるときに使う尊敬語です。

相手の行為や態度に感謝や敬意を表すときに用います。

例えば、「先生が私に本をくださった」という文では、先生が本を与えるという行為に対して、私が感謝や敬意を示しています。

また、「くださる」は、動詞の連用形に「て」をつけて、「くださって」という形で使うこともできます。

この場合は、相手の行為や態度に対する感謝や敬意を強調する効果があります。


「賜る」とは?

目上の人からものをもらうときに使う謙譲語です。

自分の行為や態度に対して、謙虚や恐縮を表すときに用います。

例えば、「先生から本を賜りました」という文では、私が先生から本をもらうという行為に対して、謙虚や恐縮を示しています。

また、「賜る」は、目上の人が目下の人にものを与えるときに使う尊敬語としても使われます。

この場合は、相手の行為や態度に対して、敬意や尊敬を表すときに用います。


「くださる」と「賜る」の違い

「くださる」「賜る」の違いを、分かりやすく解説します。

「くださる」「賜る」は、どちらも「与える」という意味の尊敬語ですが、使い方に違いがあります。

「くださる」は、目上の人が目下の人に何かを与えることを表します。

その一方で、「賜る」は、目上の人が目下の人に何かを与えることをさらに格式高く表します。

「くださる」の例文

・『彼はいつも私に助言をくださる』
・『先生が私に本をくださった』

「賜る」の例文

・『ご協力を賜りますようお願い申し上げます』
・『皇室から勲章を賜った』

まとめ

「くださる」「賜る」の違いは、主に使われる場面や相手の立場によって決まります。

「くださる」は比較的日常会話でも使われる表現ですが、「賜る」は堅苦しくフォーマルな表現なので、冠婚葬祭などで使われることが多い考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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