「義父母」と「養父母」の違いとは?分かりやすく解釈

「義父母」と「養父母」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「義父母」「養父母」の違いを分かりやすく説明していきます。

「義父母」とは?

「義父母」とは自分を生んだ親ではなく社会制度的な親を指す言葉です。

たとえば日本の社会制度では配偶者は0等身であり、元々他人であっても配偶者を通して親戚関係になると配偶者の親は1等身で親として扱われます。

これが社会制度的な親である「義父母」でよくあるパターンです。

これ以外にも孤児を養子縁組することで夫婦の養子として迎えた場合も社会制度でその夫婦は養子の親として扱われるので「義父母」になります。

こうした血縁ではなく社会制度によって子と結ばれている親が「義父母」です。


「養父母」とは?

「養父母」とは自分を育てた保護者を指す言葉です。

自分を生んだ両親になんらかの都合があって子供を育てることができず、他の夫婦に子供を育ててもらうことになった場合にその子供を育ててくれた夫婦が「養父母」になります。

自分が自立できていない年齢から自立できるようになるまでの間に育ててくれた人が「養父母」であり、自立できるようになってから養子縁組で実の親ではない人が社会制度的に親になることもありますが、その場合は育てられていないので「養父母」ではありません。


「義父母」と「養父母」の違い

「義父母」「養父母」の違いを、分かりやすく解説します。

実の両親ではないけれど社会制度的には親に当たる人が「義父母」で、実の両親ではないけれど自分を育ててくれた人が「養父母」です。

結婚相手の両親のように「義父母」は自分の養育に関わっているとは限りませんし、両親の兄弟夫婦が子を預かるなど「養父母」は社会制度的に親の立場にあるとは限りません。

まとめ

「義父母」は社会制度で親と認められるかどうかが重要で、「養父母」は子を育てたという点で親と認められるかどうかが重要なポイントです。

小さい子供を引き取った「義父母」はそのまま「養父母」にもなりますが、結婚相手の両親は「義父母」に弟妹夫婦の子を引き取った伯父夫婦などは「養父母」にしか当てはまらないので注意しましょう。

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