この記事では、「こぢんまり」と「ちょこん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こぢんまり」とは?
「小さいながらも、ほどよくまとまり、落ち着きがある様子」を表す言葉です。
例えば、「こぢんまりとした家」や「こぢんまりと座る」などと使います。
漢字では「小ぢんまり」と書きますが、ひらがなで「こぢんまり」と書くことが多いでしょう。
この言葉の語源は、京言葉の「ちんまり」に接頭辞の「小」がついたものと言われています。
「ちょこん」とは?
「小さくこぢんまりとあるさま」や「軽く、ちょっと動く(動かす)さま」を表す言葉です。
例えば、「ちょこんと小さく寝ている父」や「ちょこんと帽子をかぶる」などと使います。
漢字では「小こん」と書きますが、ひらがなで「ちょこん」と書くことが多いと考えられます。
この言葉の語源は、音の模倣語と言われています。
「こぢんまり」と「ちょこん」の違い
「こぢんまり」と「ちょこん」の違いを、分かりやすく解説します。
「こぢんまり」と「ちょこん」の意味の違いは、前者は「小さいながらも整っていて不満や不足がないこと」を表し、は「小さいこと」や「軽く動くこと」を表すという点です。
また、「こぢんまり」は「庶民的で親しみやすい」というニュアンスがありますが、「ちょこん」は「かわいらしい」というニュアンスがあります。
「こぢんまり」の例文
・『こぢんまりとしたカフェでお茶をする』
・『こぢんまりとした家に住んでいる』
「ちょこん」の例文
・『彼らの子供は、ソファにちょこんと座っている』
・『小さな壺をちょこんと置く』
まとめ
「こぢんまり」と「ちょこん」は、どちらも小さいながらもよくまとまっている様子を表す言葉です。
「こぢんまり」は、主に家や店などの場所に対して使います。
その一方で、「ちょこん」は、主に物や人などの動作や姿勢に対して使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。