この記事では、「ごった返す」と「込み合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ごった返す」とは?
ひどく混雑することや、ものが整わず雑然としていることを表す言葉です。
例えば、「帰省客で空港がごった返す」や「引っ越しで家の中がごった返している」というように使います。
この言葉は動詞として「ごった返す・返した」と使われたり、副詞として「ごった返している」と使われたり、名詞として「ごった返し状態」と使われたりします。
「込み合う」とは?
人や物が多くて狭いところに入りきらないことや、争いや競争が激しくなることを表す言葉です。
例えば、「バーゲンセールで店内が込み合う」や「受験シーズンで大学入試が込み合う」というように使います。
この言葉は動詞として「込み合う・合った」と使われたり、副詞として「込み合っている」と使われたり、名詞として「込み合い」と使われたりします。
「ごった返す」と「込み合う」の違い
「ごった返す」と「込み合う」の違いを、分かりやすく解説します。
「ごった返す」と「込み合う」は、どちらも混雑するという意味の動詞ですが、ニュアンスが異なります。
「ごった返す」は、人や物が多くて、整理されていない様子を表します。
その一方で、「込み合う」は、人や物が多くて、空間が狭くなる様子を表します。
「ごった返す」の例文
・『子供が遊んだ後で部屋がごった返している』
・『引っ越しで家の中がごった返している』
「込み合う」の例文
・『人が混み合う中を移動しなければならない』
・『朝のラッシュで電車が込み合っている』
まとめ
「ごった返す」と「込み合う」の違いは、前者は秩序や整理がなくて雑然としていることを強調し、後者は密度や圧迫感があることを強調するという点にあります。
また、「ごった返す」はある範囲に限定して表現する意が強く、「込み合う」は広い範囲にも使えるという違いもあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。