「母集団」と「標本」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「母集団」と「標本」の違いとは?違い

この記事では、「母集団」「標本」の違いを分かりやすく説明していきます。

「母集団」とは?

「母集団」「ぼしゅうだん」と読みます。

意味は「統計学において、調査や分析をしたいと思う事象に関係する、すべてのものこと」です。

正確な調査や分析をするために、必要とされる、ある条件や性質を満たしたもので、これから対象を絞って統計分析を行う基本のまとまりを表します。


「母集団」の言葉の使い方

「母集団」は統計学用語として使われます、「母」「はは」とも読み「母親」から転じて「物の出てくる所」「育った所」「もとになるもの」という意味、「集」「あつま(る)」とも読み「複数のものが一か所に寄せること」という意味、「団」「まるいもの」から転じて「ひとかたまりに集まったもの」という意味、「母集団」「複数の元となるものを一か所に寄せて、ひとまとまりにしたもの」になります。


「標本」とは?

「標本」「ひょうほん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある事柄の代表的な例」という意味です。

2つ目は「自然界のものを、研究資料とする為に、処理を施して保存できる様にしたもの」という意味です。

3つ目は「統計学において、全体の中から調査対象として選び出された部分的なまとまりのこと」という意味で、上記で紹介した「母集団」の関連した意味になります。

「標本」の言葉の使い方

「標本」は名詞として「標本にする・した」「標本を作る」などと使われます。

統計学用語として使われる場合、「母集団」の中から調査可能として選び出されたものという意味です。

「標」「目じるし」「目当て」という意味、「本」「草木の根や茎」から転じて「ものごとのおおもと」「ものごとの中心となる部分」という意味、「標本」「ものごとのおおもとから選び出した目当てとなるもの」になります。

「母集団」と「標本」の違い

「母集団」「複数の元となるものを一か所に寄せて、ひとまとまりにしたもの」です。

「標本」「ものごとのおおもとから選び出した目当てとなるもの」です。

まとめ

今回は「母集団」「標本」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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