この記事では、「報償費」と「報酬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「報償費」とは?
報償費は、ほうしょうひと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、損失のつぐないや弁償、仕返し等の意味を持ってい報償の漢字に、ひようとか金品を使う事といった意味を所有している費の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ報償費は、地方公共団体等の会計処理で使用される勘定科目の1つを表すのです。
謝礼金や報奨金、記念品等の購入代金の支払いといったものを計上するために使われています。
「報酬」とは?
報酬は、ほうしゅうと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、返礼や仕返し、しらせといった意味の報の漢字に、お返しとか返礼するといった意味がある酬の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から報酬は、労働や物の使用といったいものに対して支払われる金品を示すのです。
要する働きに対する対価として支払われる、金銭や物品を指す言葉となっています。
「報償費」と「報酬」の違い
報償費と報酬の漢字表記を並べて見比べてみると、償費と酬という漢字の違いがある事に気付けるものです。
逆に言えば報の漢字は共通しているため、似た様な印象を受ける言葉同士と言えます。
とはいえ報償費は、地方公共団体等で使用されている勘定科目の1種を表すのです。
一方の報酬は、労働とか物の使用への対価として支払われる金品を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるため、意味がごっちゃになる恐れはないとは言えません。
そのためそれぞれの言葉の意味合いをきちんと把握する事が、間違えずに使い分けをするためには重要だったりします。
ちなみに報償費は、地方公共団体や官庁等で利用されている勘定科目の1つで、報奨金や謝礼金、記念品等の物品の購入代金の支払い等を計上するためのものです。
対する報酬は、仕事や物の使用の対価として給付される金銭や物品を意味する言葉として用いられています。