この記事では、「信じる」と「期待する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「信じる」とは?
この言葉には3つの意味があります。
1つめは、そのことを本当だと思うです。
スポーツ競技で説明をします。
ある人はフィギュアスケートを行っています。
大会で優勝するために、これまで一生懸命に練習を頑張ってきました。
たくさん練習をしたのだから実力はある、自分は優勝できると思っています。
疑う気持ちを持っていないのです。
このさまを「自分の力を信じる」のようにいいます。
2つ目の意味は信用するです。
ある人にお金を貸しました。
この人は「必ず返すから」といい、貸した側はこの人の言葉を信用しました。
これを「彼の言葉を信じる」といいます。
3つめは信仰するです。
神の存在を疑わず、その教えを自分のよりどころにすることをいいます。
「期待する」とは?
ある事柄が実現するだろうと望みをかけて待つという意味です。
たとえば、応援している野球チームがあるとします。
ファンはこのチームに勝って欲しいと思っており、今度の試合では勝ってくれるだろうと望みをかけています。
そのさまを「勝つことを期待する」といいます。
今度は話題の食べもので説明をします。
テレビで紹介された食べものがあります。
この食べものを提供する店はいつも行列ができています。
食レポをしたレポーターは「とてもおいしいです」とコメントをしています。
それを見た人は「この食べものはおいしいに違いない」と思い、自分も食べてみようと考えました。
おいしさを感じられると望みを持っています。
このことを「おいしいと期待する」といいます。
「信じる」と「期待する」の違い
「信じる」と「期待する」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は本当のことだと思う、疑わないでそうだと思うという意味です。
後者は、実現するだろうと望んで待つです。
前者の場合は「絶対にそうだ」という強い気持ちがあり、後者の場合は「そうなるといいな」という気持ちです。
まとめ
一方は疑わないでそうだと思う、もう一方は実現を望んで待つという意味で、それぞれ意味が異なります。