この記事では、「めざし」と「いわし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「めざし」とは?
めざしとは、いわしを干物にした加工食品のことをいいます。
めざしという魚がいるわけではなく、マイワシやカタクチイワシ、ウルメイワシなどを塩漬けにし乾燥させたものをいいます。
めざしは漢字で書くと「目刺」で、干して乾燥させる際に竹串やワラを目に刺すことから「めざし」と呼ばれるようになりました。
目に刺すのは、身をできるだけ傷つけないようにするためです。
目ではなく頬に刺したものは、頬刺しと呼ばれています。
めざしは焼いて食べるのが一般的です。
「いわし」とは?
いわしとはニシン目に属する魚で、世界中で食べられています。
飼料や肥料の原料になることもあります。
日本で食べられているいわしには、ウルメイワシやマイワシ、カタクチイワシ等が挙げられます。
群れで行動する海水魚で、10cmから30㎝程の大きさです。
寿司や刺身など生で食べることもありますし、焼き魚や煮魚にして食べることもあります。
天ぷらやフライなど揚げ物にしても美味しくいただけます。
つみれや缶詰などに加工されたりもします。
また、稚魚や幼魚は煮干しやしらす、しらす干し等になります。
いわしには、タンパク質やミネラル、ビタミン等の栄養素が豊富に含まれています。
青魚特有のDHAやEPAも含まれており、健康的な食材として知られています。
「めざし」と「いわし」の違い
めざしは、いわしを干物にした食べ物です。
めざしはいわしを塩漬けにしているので、塩気が感じられ旨味も凝縮しています。
いわしは生で食べることもありますが、めざしは焼いて食べるのが一般的です。
いわしは幅広い料理に使われています。
また、いわしは水揚げ後は鮮度が落ちやすいですが、めざしは塩漬けにしているのでいわしよりも保存がききます。
まとめ
いわしを塩漬けにし、乾燥させて干物にしたのがめざしです。