この記事では、「カワラバト」と「キジバト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カワラバト」とは?
「カワラバト(河原鳩)」とは、ハト科カワラバト属に分類されている鳥類の一種のことを言います。
日本で生息している野生の「カワラバト」は、「ドバト」とも呼ばれ、伝書鳩などの飼育されていた鳥が野生化したものです。
日本では一年中、いろいろな場所で見かける「留鳥(りゅうちょう)」です。
「留鳥」とは、移動せずに、年中同じ場所で生活している鳥のことを表しています。
「カワラバト」は雌雄同色で、季節に関係なく、繁殖することができます。
「キジバト」とは?
「キジバト(雉鳩)」とは、ハト科キジバト属に属している鳥類のことを意味しています。
日本では全国各地に生息していますが、場所によって、「留鳥」、「漂鳥(ひょうちょう)」、または、「夏鳥(なつどり)」に分かれます。
「漂鳥」は季節によって、日本国内を移動する鳥のことを言います。
そして「夏鳥」とは、春から秋は日本で過ごし、秋になると南の国へ渡りを行う鳥のことを指します。
「キジバト」は雌雄同色で、年中、つがいでいることが多い鳥です。
「カワラバト」と「キジバト」の違い
「カワラバト」と「キジバト」の違いを、分かりやすく解説します。
「カワラバト」は飼われていた鳥が野生化したものです。
一方、「キジバト」は野鳥です。
全長はどちらも、雌雄ともに33㎝くらいです。
しかし、羽の色や、首の模様が異なっています。
さらに、鳴き声も違うので、これらの点で見分けることができます。
まとめ
「カワラバト」は他のハト類と同じく、「ピジョン・ミルク」という、体内から分泌される液体を雛に与えて、子育てを行います。
「キジバト」の名前は、羽の模様が「キジ(雉)」に似ているところからきています。
また、「キジバト」には「ヤマバト」の別称があります。
「カワラバト」、「キジバト」、それぞれの意味や違いを知り、身近な野鳥たちと、よりよい共生ができるようにしていきたいものです。