この記事では、「神棚」と「祖霊舎」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「神棚」とは?
神様を祀るのが「神棚」【かみだな】です。
お神札を神社から貰ってお祀りしては日々安心して暮らせるように手を合わせます。
各家庭では仏壇や台所といった場所に置き、神と一体となり災害や病気にならず、前向きに暮らせることに感謝するわけです。
事務所では今日も仕事が順調にいき、収益が上がるよう祈るため社長が座る壁の上辺りに棚を作り、祀ります。
「祖霊舎」とは?
ご先祖様に日々楽しく、安全に暮らせることに感謝する意味で奉るのが「祖霊舎」【それいしゃ】です。
感謝の気持ちを伝えるために飾るのが霊璽【れいじ】であり、中には先祖の御霊【みたま】が入っていると考えられています。
仏教では霊璽に霊号を記入したものが入っているのが一般的です。
祖霊には神々とまた違う神様が入っていて、日々子孫の健康と暮らしを見守り、災いに巻き込まれないように優しく見守ってくれます。
お参りするときは二拝して二拍手、最後に一拝するのが正しいやり方です。
「神棚」と「祖霊舎」の違い
「神棚」と「祖霊舎」の違いを、分かりやすく解説します。
人目につく壁に棚を取り付けて、その上にお神札を入れた「神棚」を置き、毎日新しい水をお供えして拝む小さな神社です。
神聖なるものであり、家族を見守る神を拝むため家の仏壇や事務所では社長が座る場所に作ります。
木で作られた神社を棚に置き、神具と水を置くのが一般的な祀り方です。
もう一方の「祖霊舎」は、ご先祖様に感謝を伝えるため各家庭に設けられます。
そのため「神棚」のように神社から受け取ったお礼を入れるのではなく、あくまでも社【やしろ】には先祖の霊魂が入っているところが違う点です。
子孫を見守る心を司る神として敬うべきご先祖様が「祖霊舎」には入っています。
まとめ
見た目は似ている棚にはなりますが、祀るものが神様かご先祖様との違いがあります。
「神棚」を扱う専門業者のサイトや仏具を扱う店で違いを調べてみるのもいい学びの方法になるでしょう。