この記事では、「破竹」と「真竹」の違いを分かりやすく説明していきます。
「破竹」とは?
「破竹(ハチク)」とは、イネ科マダケ属に分類されている竹の一種のことを言い、「淡竹」の漢字表記もあります。
中国が原産で、稈長(かんちょう)は8m〜20m、径は3m〜10m程度です。
稈節は2環状で、枝が2本ずつあり、そこから葉が出ています。
5月中旬〜6月上旬に「タケノコ」が出て、食用にします。
また、稈は細工物などに利用されています。
「破竹」の別称には、「クレタケ(呉竹)」、「アワダケ」などがあります。
また、「破竹」の英語表記は「Henon bamboo」になります。
「真竹」とは?
「真竹(マダケ)」とは、イネ科マダケ属に属している竹の一種のことを表しています。
「真竹」の稈長は10m〜20m、径は10㎝前後です。
稈節には2本の隆起した線があり、そこから2本の枝が出て、披針形の葉がついています。
5月〜6月上旬頃に「タケノコ」が生え、食用に利用されています。
また、稈は細工物などに使われています。
「真竹」には、「タケ」、「ニガタケ(苦竹)」などの別名があります。
さらに、「真竹」は英語で「Giant Timber Bamboo」、「Madake (Bamboo)」などと表記します。
「破竹」と「真竹」の違い
「破竹」と「真竹」の違いを、分かりやすく解説します。
枝の第一節間が「破竹」は中実ですが、「真竹」は中空になっています。
また、「破竹」よりも「真竹」の方が強くてしなやかです。
「破竹」と「真竹」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「破竹」と「真竹」はどちらも120年周期で花が咲くと言われています。
開花後は実がなり、その後、一斉に枯れてしまうという独特のサイクルを持っています。
今回は「破竹」と「真竹」の意味や違いなどについて述べてきました。
「破竹」と「真竹」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。