日本の地方には、それぞれの地域で食べられているユニークなものがあります。
特に麺の種類はたくさんあります。
この記事では、「きしめん」と「ほうとう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「きしめん」とは?
「きしめん」とは、名古屋を中心に食べられている平打ちのうどんのことです。
平たいために茹でる時間は短くて済みますが、その分コシがでにくいと言われています。
食べ方は、基本的には通常のうどんに準じるもので、カレー、味噌煮込みなども広く提供されています。
「ほうとう」とは?
「ほうとう」とは、山梨県を中心に食べられている郷土料理で、平たい麺をざく切りにしたものを多種の野菜や鶏肉などと一緒に煮て食べることが多いものです。
小麦粉の含有量も多くなく短いのでうどんのようにコシはなく、元々は安価に小麦麺が食べられる方法として広まりました。
「きしめん」と「ほうとう」の違い
「きしめん」と「ほうとう」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの麺は似たような印象を持たれていますが、実際にはかなり違います。
形状から言えば、「きしめん」は幅4. 5mm以上の平たい麺で長さも通常のうどん程度はありますが、「ほうとう」は、一般的に幅は「きしめん」くらいのもの、もっと広いものなど種類が多く、特徴的なのは短いことです。
そして、「きしめん」は愛知県、特に名古屋の名物として、「ほうとう」は山梨の名物として全国的に認知されていることが特徴です。
さらに食べ方も、「きしめん」がうどんと同じように食べられるのに対して、「ほうとう」はすいとんのように食べられます。
まとめ
この記事では、「きしめん」と「ほうとう」の違いを、解説してきました。
日本では、そばと共に国民食とも言えるうどんですが、地方によって作り方も食べ方も多くのタイプがあつ、名物として定着しています。
それにとって麺で日本一周ということも可能になっています。