この記事では、「クォーツ」と「水晶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クォーツ」とは?
クォーツとは二酸化ケイ素からできている鉱物で、石英と呼ばれることもあります。
クォーツは地球の大陸地殻を構成する造岩鉱物で、火成岩や変成岩、堆積岩などに含まれています。
不純物が入っていないクォーツは無色透明ですが、微量に不純物が混じることで色が変わります。
クォーツには紫色や黄色、ピンク色、灰色、黒色など様々な色があります。
紫色をしているものはアメシストと呼ばれており、黄色いクォーツはシトリンといいます。
「水晶」とは?
水晶とはクオーツの中でも、無色透明なものをいいます。
ロッククリスタルや玻璃(はり)と呼ばれることもあります。
水晶はパワーストーンとして人気が高く、ブレスレットやネックレスなどにして身に着けている人も多いです。
「クォーツ」と「水晶」の違い
クォーツは二酸化ケイ素が結晶した鉱物で、その中の無色透明なものが水晶です。
英語では水晶のこともquartz(クォーツ)というのでクォーツと水晶は区別されていません。
呼び方に明確な定義はなく、曖昧な部分もあります。
例えば紫色クォーツはアメシストという名前で知られていますが、和名では紫水晶といいます。
クォーツに鉄イオンが含まれることで綺麗な紫色になるのです。
アメシストは宝石としても扱われています。
それからピンク色のクォーツはローズクォーツといい、和名は紅水晶です。
チタンや鉄、マンガンなどが含まれることでピンク色になります。
黄水晶や緑水晶、煙水晶、黒水晶と呼ばれるものもあり、無色透明ではないものも水晶と呼んだりもしています。
その場合、クォーツと水晶はほぼ同じものといえるでしょう。
まとめ
クォーツは二酸化ケイ素からできている鉱物で、無色透明のものが水晶です。
ただし、無色透明ではなく色が付いているものにも「〇〇水晶」というように水晶という名前が付いていることもあります。