「基礎研究」と「応用研究」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「基礎研究」と「応用研究」の違いとは?違い

大学などで研究を行っている人にとっては、まずやっておく必要があるのが「基礎研究」という分野のものです。

しかし、多くの人はこの「基礎研究」の本当の意味をわかっていない可能性があります。

それでは、この「基礎研究」とはどういう意味でしょうか。

また、「応用研究」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「基礎研究」「応用研究」の違いを分かりやすく説明していきます。

「基礎研究」とは?

「基礎研究」とは、文字通り基礎となる研究のことを指す言葉です。

「基礎研究」とは英語では「fundamental research」と呼ばれるように、その分野の多くの学問における「基礎」となるものです。

例えば、洗剤の分野の基礎研究では「界面活性剤」の総合研究が「基礎研究」と呼ばれるものです。


「応用研究」とは?

「応用研究」とは、文字通り応用的な研究のことを指す言葉です。

「基礎研究」に対して、個別の目的のために行われる研究です。

前述の洗剤の分野では、ドラム式洗濯機で洗濯物に最も良い原材料を研究するのが「応用研究」という事になります。


「基礎研究」と「応用研究」の違い

「基礎研究」「応用研究」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、学術的な研究を行う場合の一般的なカテゴリー分けのことを示したものであるのは同じですが、根本的な違いがあります。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、特に明確な用途を想定しないで、その分野の総合的な研究を行うのが「基礎研究」であり、個別の明確な用途をもち、それを目的として行われるのが「応用研究」という事になります。

この違いは大きく、特に企業の研究所においては、新しい製品にダイレクトに活かせることを研究するのが普通でしたが、今ではその研究の基礎となる研究も同時に行うようになっています。

「基礎研究」の例文

・『「基礎研究」は、その分野での基礎的な研究であり、これがないと個別の研究はうまくいかないことがわかっています』
・『多くの企業においても「基礎研究」は行われています』

「応用研究」の例文

・『「応用研究」は明確な目的を持って研究されるものです』
・『すでに実現されている技術に関しても「応用研究」は行われます』

まとめ

この記事では、「基礎研究」「応用研究」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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