ここでは、「うまい話」【うまいはなし】と「出来すぎた話」【できすぎたはなし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「うまい話」とは?意味
楽して得する話を聞かされた人が、いいことを教えてくれるのかと思うことを伝えるのが「うまい話」【うまいはなし】です。
世の中にそのような簡単に儲かることがあるのかと期待に胸を膨らまし、自分もその恩恵にあやかってみたいと思う気持ちを表します。
とくに、お金が楽に儲けられるとか、恋人を簡単に作れるアプリがあるなど、人が聞いて興味を持つ話題に対して使われています。
「出来すぎた話」とは?意味
本当かと驚いてしまうほどよく出来たことを伝えるのが「出来すぎた話」【できすぎたはなし】といいます。
いいことばかりしか話さない相手に対して違和感を抱きつつ、どこか興味を強く惹かれる人の期待感が込められている話です。
元々は驚くほどうまく事が進むといった意味が含まれている言葉であり、普通ではない話の内容に凄いと感動すら覚えてしまいます。
「うまい話」と「出来すぎた話」の違い
「うまい話」と「出来すぎた話」の違いを、分かりやすく解説します。
自分にとって得する話という意味があるのが「うまい話」です。
少ない掛け金で大きく短期間に儲かる話はまさに「うまい話」であり、現実にはほとんどありえないことを、あたかも現実的に話して聞く人を惑わします。
また、簡単に美人とデートできるサイトがあり、誰でもすぐに理想的な恋人が見つけられるという怪しい話も「うまい話」になるわけです。
もう一方の「出来すぎた話」は、まるで夢のように感じる話という意味があり、普通ではありえない話と感じつつ、どこか惹かれる人の気持ちを表します。
「うまい話」の例文
・『そんなにうまい話はないと感じ、手を出さずに素通りした』
・『うまい話に引っかかった彼は自業自得だと感じ、助けなかった』
「出来すぎた話」の例文
・『友人が出来すぎた話をしてくるが、胡散臭くて聞いていられない』
・『取引先の社長が出来すぎた話をして、お金を出すように迫ってくる』
まとめ
とても似ている言葉ではありますが、得するとやたらと強調して話してくるときは「うまい話」を使い、いいことばかり並べて話すのであれば「出来すぎた話」を使ってみるといいでしょう。