「間隙」と「空隙」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「間隙」と「空隙」の違いとは?違い

この記事では、「間隙」「空隙」の違いを分かりやすく説明していきます。

「間隙」とは?

間隙は、かんげきと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、2つの物のあいだや範囲の中といった意味を持っている間の漢字に、すきまとか仲違い等の意味を有する隙の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に間隙は、物と物との隙間や時間的な隙間を表すのです。

具体的には、間隙を縫って進むや、間隙を突くといった使い方を見掛ける事が出来る言葉となっています。


「空隙」とは?

空隙は、くうげきと読むべき言葉です。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、からっぽとか、何も持たない事といった意味の空の漢字に、物と物との間にある空間やお互いの心がぴったりしないといった意味がある隙の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から空隙は、物体と物体との間に生じる隙間という意味を示すのです。

例えば、空隙を埋めるや空隙を塞ぐ、といった表現を見掛ける事が出来ます。


「間隙」と「空隙」の違い

間隙と空隙の漢字表記を見比べると、最初の漢字が間と空という違いがある事に気付けるものです。

更に読み方も、かんげきとくうげきで似ている部分はあるものの、違いもあります。

とはいえ2文字目は同じ隙の漢字であり、どちらも物と物との隙間という同じ意味を表現する言葉同士です。

表現する意味は同じですが、比較すると間隙の方が使用頻度が高い分だけ、多くの人に知られている言葉となっています。

なので迷ったら、空隙ではなく、間隙の言葉を使用した方が相手に伝わり易いです。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字が存在するだけでなく、どちらも隙間という意味を所有します。

お陰で指し示す意味は同じであるため、類語として同じ場面で使用する事も可能です。

ただし空隙は使われる場面がかなり少ないため、間隙よりも知名度が低い言葉となっています。

だからこそどちらを用いるかで迷ったら、間隙を選んだ方が相手に意味は通じ易いと言えるのです。

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