「解き放つ」と「解放」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「解き放つ」と「解放」の違いとは?違い

この記事では、「解き放つ」「解放」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「解き放つ」とは?

自分の中に秘めているものを外に出すことを「解き放つ」【ときはなつ】といいます。

決して外には出さない才能や魅力を人前で出したり、もつれたものを放すのです。

主に、人の内側に秘めているものをあえて外に出して、周囲に伝えて凄いと思わせる場面で放ちます。

「おとなしくなった蛇を解き放つ」と人間以外の生き物を放したり、怒りや喜びといった感情を表へ出す場合にも使う言葉です。


「解放」とは?

拘束されていた人を外に出し、自由にする行為を「解放」【かいほう】といいます。

拘束される理由には国に逆らう思想を持ったり、行動するときです。

解き放たれるという意味が込められている言葉でもあり、人権や自由な発想を重んじては狭い部屋から出します。

使い方としては、「ようやく勉強する日々から解放された」というように、大変な日々から自由になれたと伝えるのです。


「解き放つ」と「解放」の違い

ここでは「解き放つ」「解放」の違いを、分かりやすく解説します。

まだ人に知られていない魅力を外に出し、いかに自分が特別な能力がある者かを伝えるのです。

「才能がいま解き放たれた」と内に秘めたその人にしかない素晴らしいものが人々の目に触れるという瞬間を指します。

もう一方の「解放」は、苦労する日々から自由になったり、遊べない生活からやっと解き離れたという意味がある言葉です。

「解き放つ」の例文

・『牢屋で深く反省し、罪を償った模範囚をいま解き放つ』
・『ずっと背負っていた肩の荷が下りた彼は、喜びを解き放つ』

「解放」の例文

・『30年も暗い部屋に入れられていた奴隷が解放された』
・『解放されてもいいのに、彼はまだカビ臭い牢屋の中にいる』

まとめ

「解」を使った言葉を2つご紹介しましたが、どういった人が自由になったか状況をよく考えてみると使い方が見えてくるでしょう。

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