この記事では、「なんで」と「なんでも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なんで」とは?
「なんで」には、どうして、どういうわけで、なぜ、といった意味があります。
何かを聞き返す際に用いられる言葉で、疑問点や納得することができないことがあった場合、相手に問い質す意味を込め「なんで」と伝えます。
「なんで」には反語表現を用いて強く否定する意味もあります。
例えば、結果に納得することができなかった場合、「なんで、そうなったの」といった形で使用します。
「なんでも」とは?
「なんでも」には、よくわからないが、どうやら、といった意味があります。
「なんでも」の場合、「なんでもない」や「なんでもかんでも」、「なんでもないです」などといった形で使用されることが多くなります。
「なんでもない」は、何も起こっていない、といった意味があり、「なんでもかんでも」には、すべて、といった意味があります。
また、「なんでもないです」は、相手に心配された際などに心配不要といった意味で用いられる表現方法です。
「なんで」と「なんでも」の違い
「なんで」と「なんでも」の違いを、分かりやすく解説します。
「なんで」と「なんでも」は全く異なった意味を持つ言葉です。
「なんで」の意味はどうして、どういうわけで、なぜとなり、何かを聞き返す際に用いられる言葉になります。
つまり、疑問形です。
一方、「なんでも」は、よくわからないが、どうやら、といった意味があり、「なんでも」だけで用いるのではなく、「なんでもない」や「なんでもかんでも」などといった言葉で用いられることが多くなります。
「なんで」の例文
・『なんで、このような結果になったのか不思議で仕方がありません』
・『なんで、宿題を忘れたのか子どもに問い質しました』
「なんでも」の例文
・『彼は、なんでもかんでも取り置きする習性があります』
・『彼女が「なんでもない」という時ほど心配です』
まとめ
以上のように、「なんで」と「なんでも」は全く異なった意味を持つ言葉になります。