「掲げる」と「掲示」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「掲げる」と「掲示」の違いとは?違い

この記事では、「掲げる」「掲示」の違いを分かりやすく説明していきます。

「掲げる」とは?

高く持ち上げる・明示する・掲載する・火を明るくするという意味を持つ動詞です。

読み方は「かかげる」と読みます。

例えば、国旗を掲げる・スローガンを掲げる・巻頭に掲げる・ともしびを掲げ尽くすなどの使い方があります。

この言葉には、人目につくように示す・広く知らせるというニュアンスが含まれています。


「掲示」とは?

人に伝えなければいけない情報を用紙や幕などに書き記してわかりやすいところに張出すという意味を持つ名詞です。

読み方は「けいじ」と読みます。

例えば、掲示板・掲示物・掲示するなどの使い方があります。

この言葉には、他の人にわかるように見せるというニュアンスが含まれています。


「掲げる」と「掲示」の違い

「掲げる」「掲示」の違いを、分かりやすく解説します。

「掲げる」「掲示」の違いは、「出」「示」の違いからきています。

「出る」とは、中から外に出るという意味で、何かが奥にしまってあったものを出すというニュアンスがあります。

そのため、「掲出」とは、奥にしまってあったものを出して掲げるという意味になります。

それに対して、「示す」とは、見せるという意味で、何かを他の人にわかるように見せるというニュアンスがあります。

したがって、「掲示」とは、他の人にわかるように見せるために掲げるという意味になります。

「掲げる」の例文

・『彼は大層なスローガンを掲げる』
・『国の栄誉を称えるべく、国旗を掲げる』

「掲示」の例文

・『街中の掲示板にお知らせを掲示する』
・『学校に生徒全員の成績を掲示する』

まとめ

「掲げる」「掲示」の違いは、「出す」「示す」の違いからきています。

「掲げる」には、奥にしまってあったものを出すというニュアンスが含まれます。

それに対して、「掲示」には、他の人にわかるように見せるというニュアンスが含まれます。

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