水が流れているところを表す言葉として「用水路」と「川」があります。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「用水路」と「川」の違いを解説します。
「用水路」とは?
「用水路」とは、「水を流して運ぶための通り道」を指す言葉です。
「用水路」の使い方
村に水を引いたり田んぼに水を流したりするために作られる水の通り道を指します。
基本的には人の手によって作られた人工物を指す言葉ですが自然の傾斜やくぼみを整備して「用水路」として利用することもあります。
人工的に作られた水の流れる場所のことを「水路」といいますが、水路は水を流すだけでなく船舶が往来する交通路として使用される大きな流れを指すのに対し「用水路」は水を流すためだけに使われるもので交通路としては使用されません。
特定の地域に水を供給する大きなものから個別の田んぼに水を流す小さなものまで水を流すために作られ通り道はすべて「用水路」に当たります。
「川」とは?
「川」とは、「事前によって作られた陸地で水が流れる場所」を指す言葉です。
「川」の使い方
山に降り注いだ雨水は自然のうちに一箇所に集まって流れを作ります。
自然によって作り出された小さな水の流れは下るごとにどんどん広がり地形を変えるほど大きな流れを作ります。
そのような自然によって作られた水の流れが「川」です。
「用水路」と「川」の違い
「用水路」と「川」の違いは「人工物か自然の地形か」です。
水を流す目的で人の手によって作られた人工の水の通り道を「用水路」といい、自然によって作られた水の流れを「川」といいます。
工事によって人工的に作り出された水の流れは交通路として作られていれば「水路」水を運ぶことだけを目的にしていれば「用水路」交通も水の供給を目的にしておらず治水などのために自然に近い流れを作り出した場合は人口の「川」と呼ばれます。
まとめ
「用水路」と「川」は人の手で作られているかどうかで区別されます。
それぞれの定義を正しく理解して使い分けましょう。