のり巻きの中には、卵、きゅうり、たくあんなどの具材が使用されていますが、なくてはならないのが「かんぴょう」でしょう。
このかんぴょうは「夕顔」からつくられています。
それでは、この「夕顔」とはどういう食べ物でしょうか。
また、「冬瓜」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「夕顔」と「冬瓜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夕顔」とは?
「夕顔」とは、「ゆうがお」と読むウリ科の植物の名前です。
多くのウリ科の植物と同じように、膨らんだ実の部分を調理して食べます。
名前から考えると、子供の時に庭で育てた「朝顔」と同じようなものを想像しますが、実はかなり違う種類で、「朝顔」や「昼顔」は観賞用のヒルガオ科の植物です。
煮物として食べられる以外に細く削ったものが「かんぴょう」として食べられています。
「冬瓜」とは?
「冬瓜」とは、「とうがん」と読むウリ科の植物の名前です。
やはり、膨らんだ実を食用とします。
一般的には、豚肉や鶏肉などと一緒に柔らかく煮て、日本食のサイドメニューとして出されることが多いものです。
「夕顔」と「冬瓜」の違い
「夕顔」と「冬瓜」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、もちろん食べ物のことを表しており、共にウリ科の植物であることは同じですが、元々種類が違う植物で、食べ方にも若干の違いがあります。
見た目の違いとしては、「夕顔」の表面が薄い緑色であるのに対して、「冬瓜」は濃い緑色です。
また、「冬瓜」は太めの楕円形ですが、「夕顔」は若干細長いものと丸に近い形のものがあります。
食べ方としては、両方とも煮物の材料として使われることが多いものですが、「夕顔」のほうは「かんぴょう」として食べられることが多いというのが特徴です。
まとめ
この記事では、「夕顔」と「冬瓜」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、ウリ科の食べ物であるという説明をしてきましたが、おそらく普段意識して食べていることはないでしょう。
この機会に、これらのウリ科の食べ物に対して興味を持っていただければ日本食を食べるのも楽しくなるでしょう。