「お安い御用」と「お茶の子さいさい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お安い御用」と「お茶の子さいさい」の違いとは?違い

この記事では、「お安い御用」「お茶の子さいさい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「お安い御用」とは?

人から依頼されたとき、簡単な用件なので受けられると相手に伝えるのが「お安い御用」【おやすいごよう】です。

近所に回覧板を届けたり、洗濯物を干してと家族に頼まれたとき自分でもすぐ出来ると思う人はすんなり引き受ける気持ちを伝えます。

また、友人からコンビニでおにぎりを買って来てと頼まれたときは受け入れる気持ちを笑いも交えて使うわけです。

元々は、簡単な用事は安く請け負えるという意味で使われていた言葉からきています。


「お茶の子さいさい」とは?

誰でも出来そうなことを引き受けるとき「お茶の子さいさい」といいます。

針の穴に糸を通してと頼まれたり、机を雑巾で拭くといった簡単な頼みごとを少し面白さを込めて伝えられる言葉です。

元々は飲み物に添えられるお菓子を指すお茶の子に、朝食べる茶粥をさいさいといって掛け合わせた言葉です。

このようなところから、いとも簡単に物事をそつなくこなすという意味になります。


「お安い御用」と「お茶の子さいさい」の違い

ここでは「お安い御用」「お茶の子さいさい」の違いを、分かりやすく解説します。

友人や家族など気軽に付き合える人に依頼されたとき、少し面白く請け負う気持ちを伝えられるのが「お安い御用」です。

もう一方の「お茶の子さいさい」「お安い御用」よりも身近に出来る頼み事されるときの返答として使います。

それだけ誰でも出来る雑用を任されたときの返答として使われている言葉です。

「お安い御用」の例文

・『車の鍵を閉めたか見てくるなんてお安い御用だ』
・『座敷の窓を雑巾で拭くなんてお安い御用です』

「お茶の子さいさい」の例文

・『テレビを拭いてきれいにするなんて、お茶の子さいさいだ』
・『宅配便から荷物を受け取るなんてお茶の子さいさいだ』

まとめ

簡単な頼み事を受ける場面で使われている言葉をご紹介しました。

言葉の意味を深堀して、どちらを使って返答すればより意味が伝わるかに目を向けてみましょう。

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