カントリー・ジャズの定番弦楽器の違いとは?
この記事では、「バンジョー」と「ギター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バンジョー」とは?
日本ではイタリア童謡『ちびっ子カウボーイ』の歌詞に登場。
同曲は音楽の教科書やNHK『みんなのうた』でも放送されており、なんとなく形は知っていた人が多いのではないでしょうか。
ただ詳しい形については知らない人がほとんどだと思われます。
「ギター」の様に弾ける「6弦バンジョー」もありますが、現代の主流は4弦と5弦だと言っていいでしょう。
ディキシーランドジャズやカントリーが好きな方でしたら4弦はお馴染みのはずです。
フォークやブルーグラスには5弦が主流。
形としては二種類に大別されリゾネイターの有無で「オープン・バック・バンジョー」と「リゾネイター・バンジョー」に別れます。
「ギター」とは?
現在の日本はギター大国であり、掘り出し物が小さな小売店で購入できると海外のアーティストがお忍びで訪れるほど。
ギターは弦楽器であり、6本の弦から様々な音楽を奏でます。
音楽のジャンルに定義はなく、クラシックやジャズからロック、ポップスまでほぼ全ジャンルで使われていると言っていいでしょう。
「バンジョー」と「ギター」の違い
「バンジョー」と「ギター」の違いを、分かりやすく解説します。
「ギター」の様に使える事を売りにした6弦の物も存在しますが、前者の主流は4弦と5弦です。
逆に後者は長い歴史の中で弦を増やしていき、300年掛けて現在の6弦スタイルに定着。
それが1700年代末。
「バンジョー」は1600年代にアメリカのアフリカ系奴隷が産み出したものですから、歴史の違いは歴然と言えるでしょう。
ボディの違いも顕著な違いがあり、「バンジョー」は日本の三味線に作りが近くボディのトップは皮が使われています。
「ギター」は木製で合板がほとんどでした。
前述したリゾネイターと呼ばれる反響装置がついているのも大きく違う点です。
リゾネイターは金属製ですが、それを除いても「バンジョー」は金属が多く使われているため、一般的な「ギター」の3倍以上の重さになるのも大きな違いと言えるでしょう。
まとめ
「バンジョー」と「ギター」は弦楽器であること以外は共通点を見つけるのが難しいと言えます。
強いてあげれば「6弦バンジョー」、通称「ギターバンジョー」はチューニングは「ギター」と同様に行えます。
またエレキの物もあり「ギター」を意識した「バンジョー」だと言っていいでしょう。