「業を積む」と「徳を積む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「業を積む」と「徳を積む」の違いとは?違い

この記事では、「業を積む」「徳を積む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「業を積む」とは?

良い行いを何度もして身につけることを「業を積む」【ごうをつむ】といいます。

カルマともいう業を使った言葉であり、因果応報でやった善行は後に自分へ戻るため、恩恵を与える行動を重ねることが大事なのです。

また、重ねるという意味がある積むを使っているところから、何度も経験して業を積めばより良い結果に繋がるという意味になります。


「徳を積む」とは?

人のため、自分にとっても良い行いして経験数を増やすという意味がある言葉が「徳を積む」【とくをつむ】です。

善行するだけでも人間としての価値を高め、人の役に立つ人間になります。

元々は東洋思想からきた言葉であり、お布施したり、身の回りを常に片付けておく、物を簡単に捨てないといった日々の行いにより徳を積んでいけるのです。


「業を積む」と「徳を積む」の違い

「業を積む」「徳を積む」の違いを、分かりやすく解説します。

自分のために何度も経験すれば良い成果につながるという意味で使う言葉が「業を積む」です。

経験を重ねれば無理と思う試験に合格したり、己の価値を上げることにつながります。

もう一方の「徳を積む」は悩める人に寄り添ったり、親切心を持つといった人間が生きるうえで身に付けられるものです。

神様は良い行いする人を守ってくれるという仏教からきている言葉として使われています。

「業を積む」の例文

・『若いうちから業を積めば難題にも無理なく挑める』
・『業の積み方が未熟と感じた私は、色々な場所へと出かけた』

「徳を積む」の例文

・『徳を積む女性は心が磨かれて美しくなり、男性に愛される』
・『人が不幸に巻き込まれないよう祈って徳を積む』

まとめ

とても似た言葉を2つ取り上げましたが、「業」「徳」によりまた使い方が違ってきます。

どのように使えばより言葉の意味を使えるようになるか調べてみましょう。

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