この記事では、「きっちり」と「丁度」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「きっちり」とは?
物同士を隣合わせで並べるとき、隙間なく置くことを「きっちり」といいます。
このように並べるとずれもなく、きれいに置けるのです。
このようなところから、数がぴたりと合うとき「きっちり合う」といったように使います。
また、時計の針が数秒の狂いもなく、ぴたりと合うわけです。
テストの問題に対して答えがぴたりと合うときも「きっちり合った」という表現で伝えます。
「丁度」とは?
時計を見たとき、自分が行動するのに最適な時間であれば「丁度」【ちょうど】といいます。
「丁度電車が来る時間」というように、ホームに移動するのにいい時だと考えるのです。
また、必要としている量や数にぴたりと合い、問題がないとき「丁度だ」と不足しない状態であると伝えられます。
このようなところから、目的地に「丁度着く時間」というように伝えて、行動するときの基準にするのです。
「きっちり」と「丁度」の違い
ここでは「きっちり」と「丁度」の違いを、分かりやすく解説します。
容器の蓋をぴたりと閉めることを「きっちり」といいます。
隙間もなく、外から酸素が入り込まないようにする行為でもあり、液体も外に飛び出ません。
友人や職場の人と待ち合わせしたとき、時間ぴったりに到着するときは「きっちり着いた」といった言い方をします。
もう一方の「丁度」は物事を始めるのにいい頃合であると伝えるとき使う言葉です。
また、過不足せず、ぴたりと合う状態を表す場合にも使われています。
「きっちり」の例文
・『お釣りがないよう自治会費をきっちり封筒に入れる』
・『商談相手と会うため、きっちり待ち合わせ場所に行く』
「丁度」の例文
・『お風呂に入る丁度いい時間なので、湯船にお湯を張る』
・『丁度お客が来る時間になったので、寿司を注文した』
まとめ
ぴたりと合うという状態を表す言葉を2つご紹介しましたが、どのようなとき使えばいいか学んでみるのもまた意味をうまく伝えられる方法になるでしょう。